転職のきっかけは子育ての時間確保
仕事内容も待遇も妥協の必要がないTELへ
前職はTELと同じようにグローバル企業で新卒入社で勤務していました。回路エンジニアとして製品仕様企画から携わるなど、取り組みがいの大きな仕事に満足していましたが、1日の業務時間が長い職場だったので妻の妊娠をきっかけに転職を決意しました。子育てのための時間を十分に確保できるような、ワークライフバランスの取りやすい企業への転職を意識していて、転職サービスから紹介されたのがTELでした。フレックス勤務かつ残業時間も少なく、リモートワークも可能。さらにAI関連など新しい制御技術にも積極的に挑んでいるなど仕事面にも魅力がありました。また、一身上の都合で札幌での就職を希望していたのですが、ちょうど札幌にTELの研究所があり、労働条件、勤務地、待遇面などで期待する条件をすべて満たしていたため、入社を志望しました。
主力製品の制御性能改善で大きな成果をあげ
今は次世代機に向け先進的な制御手法を検討
入社当初は、エッチング装置のプラズマを発生させる高周波電源部の制御性能改善を任されました。当時の業務としては、製品の応答速度の改善などに携わっていて、従来製品のキャパシタ(蓄電部品)の利用から電源側の制御に置き換えたところ、1000倍以上速い応答速度の達成につながったのは印象的です。その後は、生産性の向上を目標に設計自体の自動化・自律化、メンテナンスフリー化を取り入れた次世代装置の構想に着手したり、必要技術の検討も任されています。これらの業務は要素技術の研究に近く、複数の半導体製造装置を協調させて動かす技術を獲得するために、複数台のドローンや倒立振子を協調制御する実験なども行っています。こうした取り組みを進めることに関して、TELは自由度が高く、失敗に寛容で、新しいことを恐れずに挑戦できる雰囲気があります。
オンもオフも充実した生活を実現
同時に新たなキャリアの展望も開けてきた
現在は、自分で立てた仮説が半導体業界に大きな影響を与えうる重要なミッションを任されており、やりがいと手応えを感じています。また、周囲には自分と異なる専門分野をもつ優秀な同僚がたくさんいるため、刺激的で成長も感じられる環境です。プライベートの面でも、転職後に無事に第一子が誕生し、公私のバランスが取れた理想の生活を送れています。子育ての面では、男性でも最大1年半もの育休を取得できるため、妻と相談しながら適切な期間を決めて取得する予定です。今後は、制御技術分野のボトムアップに貢献するとともに、プロジェクトを通じて新たな視野や知識を増やしていくことで、組織マネジメントのポジションにもキャリアを発展させていきたいと考えています。