人事メッセージ
東京エレクトロン株式会社
人事部 部長
古澤光弘
デジタル化していく社会と
ともに最先端を歩む
デジタル社会の根底を支える半導体ですが、業界の成長性は疑う余地はありません。今後の半導体市場の中で、技術革新を支える製造装置にはますます進化が求められており、当社への期待の高まりをさまざまな場面で感じています。その期待に応えるために最も大切なのが“人材”です。当社では“企業の成長は人、社員は価値創出の源泉”と位置づけ、仕組みをバージョンアップしています。中でも、“キャリア機会”“報酬”“ワーク・ライフ・バランス”を重視しており、2017年にグローバル共通の人事等級制度を導入して以来、魅力的なキャリア、報酬、働き方の整備を続けています。2023年の報酬改定を経て採用での競合となる外資系メーカーと比べても総報酬では競争力のある水準を実現しています。また、業界の成長に伴い社内には新たなチャレンジ・キャリア機会も増えていますが、さらなるキャリア機会の可視化に向けて取り組みを進めています。
このような魅力ある会社であり続けることが、グローバル競争に負けない技術力と顧客サポートを支える人材が活躍する基盤となり、デジタル社会の進化を支えることにつながっていると考えています。
“TEL(東京エレクトロン)”
らしさを軸に
TELは創業以来続けていることがあります。
顧客志向、利益志向ベースに半導体業界のスピーディな変化にとことん追随してきたことです。
常にお客さまに寄り添い、半導体の技術革新のために製造装置の提供を続けてきました。お客さまにとって価値ある製品とサービスを提供し、その価値提供の結果、利益が生み出されます。
常にこの顧客志向、利益志向を実践し、かつ業界の変化に合わせて当社も変化し続けてきたこと、これが現在の当社を形づくっています。
常に変化をし続けるというマインド、そこに当社らしさがあります。私たちは、度々「それってTELらしいね」と言葉を交わすことがあります。この“TELらしさ”というのは「顧客に寄り添い、変化を厭わず、まずやってみる」というスピリッツを表しています。
当社のこのカルチャーに共感いただき入社される皆さんには、“TELらしさ”を軸に、いままで培われたご経験、専門性を発揮いただきたいと思います。ぜひ一緒に“TELらしさ”をバージョンアップしていきましょう。
風通しの良さが多様性の推進に
つながる
正直に申し上げて、風通しの良さを維持するために何か特別なことをしているわけではありません。創業時からの社員気質、雰囲気を残しているのだと思います。唯一、「さんづけ」で呼び合うカルチャー、これはずっと守られています。相手を一人の個人としてリスペクトしながら、上司であっても遠慮せずに意見を言い合える雰囲気はそこから醸成されているのでしょう。このような会社ですから、創業以来、多様な人材が集まり知恵を出し合うことで成長してきたのだと思います。
当社では、新卒とキャリア採用をことさらに区別することはありません。特にキャリア採用におきましては、さらなる成長のために、われわれがもち合わせていない視点や経験は大きな価値となりますので、皆さまがこれまで築いてきたキャリアを大切にしています。
その多様なキャリアを生かすことができるインクルーシブなカルチャーと多くのチャレンジ機会があります。お会いできる日を楽しみにお待ちしております。
TELのダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン
東京エレクトロン株式会社
人事部 部長代理
ダイバーシティ、
竹内かおり
TELの成長に不可欠と考える
DE&I
TELは社員を価値創出の源泉と考え、一人ひとりの社員が生き生きと働ける「やる気重視経営」を推進しています。そして、社内においてその活動を環境整備や意識醸成の面から後押ししているのが、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)推進グループです。ダイバーシティは多様性(さまざまな違いを認める)、エクイティは公正性(公正な機会を提供するためにサポートする)、インクルージョンは包摂性(排除せず受け入れる)を意味します。いずれも、社員の国籍、性別、年齢、宗教、障害の有無などに関わらず、すべての社員が活躍できる環境を創出することを目指しています。
女性の活躍機会をエクイティの
発想で創出
DE&Iの理念を表したTELのスローガンは「ONE TEL, DIFFERENT TOGETHER™」。それをいっそう進めていくために、まずはGlobal、Gender、Generationの3点から多様性の向上を図っています。日本全体で労働人口が減少していく中、優秀な人財の獲得はどの企業も重要課題に挙げていますが、その中でも私たちは女性の積極登用に注力しています。社員のエンジニア比率が高い当社において、理工系出身の女性が少ないという現実が、全社の女性社員比率を下げていましたが、当社では理工系出身に限らずさまざまなバックグラウンドの女性社員が活躍しています。男女問わず社員が長くTELで働けるように、ライフプラン上で不可欠な産休や育休、職場復帰サポートといったキャリア継続の支援施策をすでに整備。また、社内においては女性社員向けの社内外リーダーシップ研修の充実などにより女性社員の活躍推進施策を積極的に進めるなど、社内の女性社員の活躍機会をエクイティの発想で創出しました。
Global・Generationでも
さまざまな施策を実施
Genderに関しては、他にもLGBTQ+相談室を設け、社員が気軽に相談できる環境を用意しました。Generationに関しては、2024年より定年再雇用社員の等級・報酬制度を一般社員と同等にいたしました。これにより経験豊富な社員の継続的な活躍が期待できるとともに、社員のエンゲージメントの向上につながっています。定着率も高く、若手社員への豊富なナレッジの引き継ぎ、経験の共有が以前に増してスムーズにおこなわれるようになりました。Globalについては、当社は売上の80%以上が海外ということもあり海外のお客さまや海外現地法人とのコミュニケーションは日常となっています。国内においては、外国籍の社員の活躍の機会を増やすとともに、海外現地法人にて採用されたエンジニアが日本で学ぶ機会を提供するなど、社員のさまざまな経験の機会を設けています。
そして、2024年1月に国内外グループ会社全体で「DE&I Week」を開催いたしました。TELグループ内各社社長からのビデオメッセージが公開され、各社で関連イベントが開催されたことにより、全社への「DE&I推進活動」がさらに浸透しました。TELは誰もが例外なく活躍の機会を得られる理想の会社に、また1歩近づいたのです。
TELとともにチャレンジいただける
皆さまに
TELという会社についてご紹介しましたが、新たに仲間に加わっていただける皆さんには、ぜひ、TELの人に対する考え方、TELらしさ、風通しの良さ、多様性への取り組みについて知っていただきたくコメントをいたしました。
すべてに満足いただけるとは考えておりませんが、このTELのカルチャーの中で、ご自身の活躍する姿をイメージしていただきたいと思います。そして、仲間に加わっていただきたい、そう考えています。