仕事を知る

マーケティングでは半導体デバイス技術やそれらを利用した製品、サービスなどの社会の動向や、お客さまの技術動向やニーズなどから、次世代の半導体製造装置の製品企画や販売戦略立案などをおこないます。また、営業はお客さまにとっての唯一無二の戦略的パートナーとしてヒアリングなどを通してニーズを把握し、製品開発をおこなう開発部門と連携しながら最先端装置の開発に寄与する他、量産装置の契約や契約後の納期調整なども含め、社内外の幅広いステークホルダーと信頼を構築していきます。

付加価値の高い技術・製品のタイムリーな開発に向け、プロセス、メカ、エレキ、ソフトウエアなど幅広いエンジニアリング領域の知見・技術を結集しています。多岐にわたる専門分野に加え、装置共通の要素技術を開発するコーポレート開発やビジネスユニット（BU）ごとに各装置の開発をおこなう装置開発など携わる開発領域・フェーズもさまざまです。革新的で付加価値の高い独自技術を生み出し、生産性や安定稼働、省スペース、環境負荷などあらゆるニーズを満たす装置を開発します。

社内外、および製品に関わるデータ活用を推進しています。特に、複雑化する半導体製造工程では、顧客デバイスメーカーの課題解決にビッグデータを生かしたデータサイエンス等の技術が重要となります。半導体製造装置やサービス業務から発生する大量のデータを収集、蓄積、加工、可視化、分析するためのデータレイク、データウェアハウス基盤を構築しており、お客さまに対して、また自社内においても速やかなデータ分析・ソリューションを提供してビジネス変革、生産性の向上に取り組んでいます。

メーカーとして、生産に関する業務は、資材調達や製造技術、生産技術、品質保証など多岐にわたります。装置開発や量産時に必要となる部材の調達や、装置の開発試作から量産化に向けたラインの工程設計、製造工数・コスト管理や量産立ち上げに向けた各種設備・治工具の準備に加え、顧客先での装置立ち上げなど、半導体製造装置製造の品質、コスト、納期をコントロールする重要な役割を担います。

お客さまに納入された半導体製造装置の保守、メンテナンス、そしてテクニカルサポートをおこなうエンジニア。装置全体を幅広く理解し、その知識と技術力でお客さまに東京エレクトロンの装置を満足して使ってもらうよう努めます。加えて、装置の性能を最大限に発揮できるよう、装置改善提案や改造作業を実施し、装置の延命化を図ります。また、価格交渉をおこなうなど技術力だけではなく、営業的要素（技術営業）も含まれます。最前線の現場で何が起きているかをいち早く察知し、次世代の新規開発に役立つ情報を自社の開発部隊にフィードバックするのもフィールドエンジニアの重要な役割の1つです。

グローバルオペレーションの展開により、情報システムおよび情報セキュリティの重要性はこれまで以上に高まり、全社的に注力している領域となります。情報システム部門では基幹システムの構築を中心にグローバルでのビジネス遂行のための基盤を構築・稼動や業務効率化に取り組んでいます。情報セキュリティ部門では当社の競争力に関わる情報について、先進的なテクノロジーを積極的に導入しリスクの把握および技術的・人的・組織的・物理的なセキュリティ対策の強化をおこなっています。

ワールドクラスの利益を目指す東京エレクトロンの攻めの経営を支える経営基盤として、財務基盤、ガバナンス、社員エンゲージメント、そしてリスクマネジメントおよびセキュリティへの継続的な注力が重要です。一般的に管理部門と呼ぶ組織ですが、当社ではグローバルビジネスプラットフォームと呼び、ビジネスの成功・成長への貢献のためのプロアクティブな業務をおこなっています。

資材調達から完成品を納品する装置物流、在庫を管理する倉庫、東京エレクトロンのビジネスを物流から支えます。装置は精密な大型の重量物ですので、梱包・輸送・搬入・設置には高い専門性や技術、そしてチームワークが必要です。物流倉庫の管理では作業進捗や人員配置など倉庫のマネジメントや改善プロジェクトに取り組んでいます。施設管理では、半導体製造装置を製造する東京エレクトロンの工場インフラ（電力、ガス、空調、水処理など）の保守・管理をおこないます。工場の安定稼動はお客さまに装置をタイムリーに届けるためには欠かせません。また、設備工事の管理や、昨今重要性がより高まっている省エネ・環境対応の企画も対応します。